芳賀赤十字病院は、地域医療支援病院、地域周産期母子医療センター、災害拠点病院、DMAT指定病院、地域がん診療病院、栃木県がん治療中核病院・臨床研修指定病院に指定されています。

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臨床研修医通信Vol.5「へき地巡回診療」掲載のお知らせ

臨床研修医通信Vol.5「へき地巡回診療」を掲載しました。
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Vol.5 へき地巡回診療                      H25.10.1

研修医 江原 幸康

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▲町の公民館での診察(栃木県茂木町深沢地区)使える診察道具は、聴診器のみ。

 9月の研修は一般内科、あるいは総合内科、といいますか、6ヶ月の内科研修の「総まとめ」にあたります。その研修の中、本日は病院を離れ、へき地(※1)巡回診療に行って参りました。

 当院は栃木県東部で「唯一」の中核病院そして、へき地医療拠点病院です。地理的には1市4町という広範囲の医療圏をカバーしています。へき地いわゆる無医地区に住み、自動車などの移動手段を持つことが困難な高齢者は、当院へ通院することすら不可能な状態にあります。そこで、当院は定期的にへき地巡回診療を行なっています。

 1台の車に、医師、看護師、事務の方が乗り込み、病院を出発して走ること1時間弱。途中くねくねとした山道を進み、山々に囲まれた栃木県東部に位置する茂木(もてぎ)町の深沢公民館に到着しました。そこでは既に何人かの患者さんが我々をお待ちしていらっしゃいました。「最近の調子はどうですか」、「薬は飲めていますか」など上級医が問診しながら診察、その内容を紙カルテに記入、そして薬を渡す、という繰り返しでした。紙カルテというのも、自分が働き始めて初めて経験いたしました。

 

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▲へき地巡回診療-診察後のひとコマ-
第一内科 内藤 裕史医師(左)
江原 幸康研修医(右)

 へき地診療に準備していく通常の体制だと、町の公民館での診察に使える道具は聴診器しかなく、血液検査すら出来ない状態です。まさに「診察」というのをありありと経験することができました。医療機関がない地域で、入院患者を如何に減らせるか、予防医療の大切さを実感できた1日でした。

(※1)へき地(無医地区):おおむね半径4キロの区域内50人以上が居住している地区で、かつ容易に医療機関を利用することができない地区をいう。

芳賀赤十字病院は、地域医療支援病院、地域周産期母子医療センター、災害拠点病院・DMAT指定病院、栃木県がん治療中核病院・臨床研修指定病院に指定されています。