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臨床研修医通信Vol.18「耳鼻咽喉科研修」

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臨床研修医通信Vol.18 「耳鼻咽喉科研修」

研修医 江原 幸康

3週間の耳鼻科研修について振り返ります。

1日の流れ

 耳鼻咽喉科は部長1人しかいませんので、入院患者さんは他科よりも少ないです。朝回診を部長と回ったあとは外来に行き、入院患者さんの処置(ガーゼ交換等)を行ないます。
 それが終わると部長と一緒に前日の当直日誌を見直します。「どんな患者さんが来たのか」、「どのように対応すべきか」、「耳鼻科に来そうな患者さんが含まれているのか」、など、ここで学んだことは、医師として非常に重要な視点になりました。 

外来診察を効率的に

 9時前から外来が始まります。外来が始まると、とにかく慌ただしく、時間との戦いです。部長一人で本当に数多くの患者さんの診察をしなくてはいけないわけで、効率的な診察を徹底されていました。診療外の隙間時間をフル活用され、カルテを前にして1日の中で何度も予習復習を繰り返しされていました。さらに、看護師、医師事務作業補助者とも十分にコミュニケーションをとり役割分担がされているので、時間に無駄がない外来でした。こういう外来を経験すること、自分の医師生活を見直せるコツを学べたと思います。

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▲外来診察(中央:藤澤 嘉朗耳鼻咽喉科部長 右:江原 幸康研修医)

 

忙しい中にも、外来研修での充実感!

 忙しい外来診察の中でも部長から耳鼻の診察についてたくさん指導いただきました。最初の週は額帯鏡の調節すらできませんでしたが、部長の助言にあわせてやっているうちに、光をきちんと当てられるようになっていきました。鼓膜や鼻ポリープの所見に徐々に馴染んでいくばかりではなく、治療薬に関する話もしていただき、漢方や抗菌薬の話がとてもためになりました。外来は病棟と比較するとスピードが速いため学べることが少ない、と以前は思っていたのですが、たくさん経験することで逆に診察の仕方や病気そのものの概念を深めることが出来ました。自分一人だとやはり限界があります。それを一緒に診察させていただくことで、慣れるまでの時間がかなり圧縮されたと思います。また、外来そのものが非常に楽しく、あっという間に時間が過ぎ去っていきました。学ぶことが多かったのでその日の復習は大変でしたが、それでも外来に出た価値が十分あったと思います。 

 耳鼻科は機能性が露骨に改善することを求められる診療科です。手術を本当にすべきかどうか、薬による介入をどこまで行なうべきか、部長が次から次へと判断を積み重ねて進めてらっしゃっていたのが私にはとても力強く、励みになりました。自分の医師人生に「+++」になる研修でした。

 

芳賀赤十字病院は、地域医療支援病院、地域周産期母子医療センター、災害拠点病院・DMAT指定病院、栃木県がん治療中核病院・臨床研修指定病院に指定されています。