芳賀赤十字病院は、地域医療支援病院、地域周産期母子医療センター、災害拠点病院、DMAT指定病院、地域がん診療病院、栃木県がん治療中核病院・臨床研修指定病院に指定されています。

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臨床研修医通信Vol.20「産婦人科研修」

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臨床研修医通信Vol.20「産婦人科研修」

研修医 江原 幸康

4週間の産婦人科研修について振り返ります。

看護サイドと密に情報交換

 常勤が4名と、マンパワー的には市中病院としては恵まれている方ではないでしょうか。朝は8時半から病棟カンファレンスが毎日行なわれます。医師側と看護師側で一人一人の患者さんについて情報交換を行なうところが他科にはなく非常に斬新なところで、かつ重要なことだと感じずにはいられませんでした。

産婦人科ならではのスケジュール

  病棟当番の先生と一緒に処置が一通り終えたあとは外来に降りると、他の3人の先生は産科外来、婦人科外来、初診外来を担当されています。経腹エコー、経膣エコーによる診察がほぼ全例で行なわれるため、その診察についてじっくり学びます。子宮頸癌健診、子宮体癌健診をはじめ、コルポスコピー、狙い撃ち細胞診など、手際よく進めら れている上級医からは本当に目が離せませんでした。

 患者さんの数はかなり多く、それを3-4人全員の医師で外来診察を行う、というのはかなり忙しいのが現状です。病棟で“分娩開始”になると、外来を急いで抜け出し病棟で分娩につくことになります。分娩終わり次第また外来診察と、先生方は昼ご飯の余裕すらない場合も多かったように思えます。

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産婦人科“特有”なこと

 手術日には3つ以上の手術が入ることが多く、私は全手術に入らせていただきました。外科系研修の総まとめとして、今までの他科での手術で学んできたことを精一杯使うようにしていきました。さらに産婦人科特有の手術に関しては「解剖」を正確に頭に入れる予習から開始し、手術記録で内容を整理したり、糸結びも今まで以上に練習して臨みました。産婦人科では臓器が限られているだけあって、1回の手術で学ぶことが非常に多く、次の手術にはその経験を活かせていくことができました。当直時には、卵巣腫瘍捻転などの緊急手術にも積極的に入っていくことができました。

 産婦人科研修ではとてもやりがいを感じました。妊婦さんに関しては服用可能な薬が何であるか、胎児が正常な発育をしているのかなど、一般内科からするとやや特殊に感じられる知識が必要です。とはいえ、この世の半分は女性であることを考えると、特殊と考えてばかりはいられないのでは、と思うようになりました。内分泌などの内科、外科的手技、女性の医学など、広い範囲を学習できることがとても魅力的なのが産婦人科です。学生時代にはそれほど興味がなかったのですが、産婦人科がこれほど魅力的に感じられたのは、自分としてはとてもありがたい研修環境だったな、と感謝でいっぱいです。 

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▲産婦人科外来でのエコー検診
左:江原幸康研修医 右:渡辺 尚第一産婦人科部長

 

芳賀赤十字病院は、地域医療支援病院、地域周産期母子医療センター、災害拠点病院・DMAT指定病院、栃木県がん治療中核病院・臨床研修指定病院に指定されています。