芳賀赤十字病院は、地域医療支援病院、地域周産期母子医療センター、災害拠点病院、DMAT指定病院、地域がん診療病院、栃木県がん治療中核病院・臨床研修指定病院に指定されています。

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臨床研修医通信Vol.26「地域医療-真岡中央クリニック」

 

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臨床研修医通信Vol.26「地域医療-真岡中央クリニック」

研修医  江原 幸康

 地域医療研修として真岡皮膚科クリニックで2週間(臨床研修医通信Vol.25)、真岡中央クリニックで4週間お世話になりました。

真岡中央クリニックでの研修 

 真岡中央クリニックでは、外来が半分、残り半分は往診に行って来ました。外来は風邪、脳卒中後遺症、その他common diseaseの患者さんを沢山診察させていただきました。指導医の先生と外来に一緒について、疾患に対してどのような薬を出されているのかをとにかく勉強しました。指導医の先生がどういう所に着目して身体所見をとられているのか、薬の処方についてはどのようなもので学ばれたのか、などなどいろいろと勉強させていただきました。
 普段病院にいると、急性期を乗り切って患者さんが退院すると一段落という見方をしがちです。しかし、患者さんにとっては残りの慢性期の方が時間的にも長く、そこでの医療ケアというものが必要になってきます。それを担われているのがクリニックの方々で、患者さんや地域に密接に関わられているのを目の当たりにしました。

初めての往診

 また、往診というスタイルに関しては、予想していたものとはまた違う部分も経験しました。動くことが出来ない、あるいは近くに医院がないような地域にでも患者さんはいらっしゃいます。往診がないと患者さんは生きていけないわけです。また、在宅という形で人生の最期を迎えたいとする考えもあります。
 患者さんや家族の価値観を重視し、医療としてそこに介入していくことで、困っている患者さんに対して最大限の助けになる、ということもしっかりと目に焼き付きました。「人を助ける、救う」ということの本質が見えたと感じています。立場は色々あっても、お互いが少しでも深く理解しようとすること、共感できることが、人が人を癒していける根本になるのでは、と感じました。一方、社会的な負の部分も見ることもたびたびありました。純粋な医学・医療というよりは社会と言いますか、そこも痛感しました。

 

クリニックで働くこと

 クリニックで働くということは地域の方々の健康を直接的に診ることを意味しますが、その責任は重く、信頼されてないとその責務を十分果たすことができません。私はクリニックで働くことの価値観を今回の研修でとてもやりがいがあるものと考えるようになりました。今回学んだことを今後の医師人生にもきちんと活かしていき、少しでも皆さんに還元できるよう、精進していきたい、と思うようになりました。

▲真岡中央クリニックで撮影
左から、江原幸康研修医、真岡中央クリニック・宋 鐘權医師、当院・村上善昭第一内科部長、真岡中央クリニック・小川 松夫院長

芳賀赤十字病院は、地域医療支援病院、地域周産期母子医療センター、災害拠点病院・DMAT指定病院、栃木県がん治療中核病院・臨床研修指定病院に指定されています。