芳賀赤十字病院は、地域医療支援病院、地域周産期母子医療センター、災害拠点病院、DMAT指定病院、地域がん診療病院、栃木県がん治療中核病院・臨床研修指定病院に指定されています。

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臨床研修医通信Vol.27「選択期間 外科(前半)」

 

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臨床研修医通信Vol.27「選択期間 外科(前半)」

研修医  江原 幸康

選択期間に「外科」を選択

 2年間の研修も最後の3ヶ月、いよいよ選択期間となりました。 私はやりたいことがかなり沢山あったのですが、相談の結果、私は外科に所属して、曜日によって研修内容を変えるのが最適では、という案を頂き、研修としてはとても贅沢になりました。
 具体的には、月曜日は救急外来、火曜日午前は化学療法外来、午後は緩和ケア、水・金曜日午前は腹部エコーと上部内視鏡、午後は救急外来、木曜日は手術メイン、となりました。tushin_sche01

救急外来

 次の4月からは自分も他の先生と同じ立ち位置で診療を行うことになる、ということを考えると、とにかく場数を踏んでは判断の機会を多くするしかありません。
 上の先生が隣にいらっしゃるのはとても力強いのですが、だからといって自分が判断をしなくていい、ということではありません。自分の中ではそのつもりはなかったのですが、今までは無意識にそういう部分があったということを否定できません。
 本当に自分1人しかいない時に自分が判断していけるのか、そしてその根拠は何か、常に迫られて行動を連続させていく必要があります。今回の救急外来研修ではそこをしつこく鍛えられたと思っております。しかも、自分がもっと勉強すべきことがどんどん見えてくるのがわかりました。悪いことが起こりそう、起こったときにどう動くべきか、そのシミュレーション、準備がとにかく大事です。

化学療法外来での研修

 「化学療法外来」 ・・・私は、「将来、がんとがん診療を扱いたい」という想いのもと、医師免許を取得しました。
 当院で働き始める前から、化学療法外来で研修させてもらえることを予め伺っておりました。当院には、自治医科大学附属病院・臨床腫瘍科の藤井教授がいらしており、藤井教授から直接指導して頂ける、という非常にありがたい環境になりました。
 化学療法で出てくる薬剤が学生時代から頭になじみにくく、最初はそれだけで大変でしたが、薬剤が出てくるごとに毎回頭を整理していきました。その薬剤ごとの副作用をきちんと把握し、患者さんにその副作用が出ていないかを医療面接で能動的に聞き出すことが重要です。
 患者さんの体調が悪くなった時に、その原因が癌の進行のためか、薬の副作用のためか、併存症のためか、などを的確に判断することが求められます。そして、「がんの告知」、化学療法による効果不足あるいは副作用のための薬剤変更、場合によっては化学療法自体を中止せざるを得なくなること、を如何に患者さんへ伝えるか、に配慮が必要であることを実感しました。
 
 外来で現場を見せて頂けることが自分の理解を非常に深めることになり、今後の自分が取るべき態度というのを大いに学ばせて頂きました。

▲左:自治医科大学附属病院臨床腫瘍科 藤井 博文教授
右:江原 幸康研修医

 

 

 

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